電気化学工業、ドイツの医薬品企業アイコン社を子会社化 新規ワクチン事業を強化

キャプチャ32 総合化学品会社の電気化学工業株式会社(デンカ)【4061】は7日、ドイツのバイオ医薬品研究開発企業のIcon Genetics GmbH(アイコン社) の全株式を2段階にわたって取得することをアイコン社の親会社であるNomad Bioscience GmbH(ノマッド社)と合意し、株式譲渡契約を締結したと発表した。ノマッド社よりアイコン社の株式を第1段階で51%取得することで子会社とし、第2段階の2年後に残りの49%の株式を取得してデンカの完全子会社とする。買収金額は総額約100億円。

 デンカグループは、健康・医療分野において、独自の培養法による高分子ヒアルロン酸製剤の製造事業や、主要グループ会社のデンカ生研株式会社による各種ワクチンと検査試薬の開発・製造事業を手がけている。アイコン社は、植物における遺伝子組換え技術を用いて、抗体やワクチン抗原等の高分子タンパク質を産生する技術プラットフォーム「magnICON」を保有している。高分子タンパク質を安全に低コストかつ短時間で大量生産することを可能とする画期的なプラットフォームとの評価を得ている。

 デンカグループは今回の買収により、これまで手掛けていないノロウイルスワクチン等の新規ワクチンの開発に取り組むほか、新技術により既存の製品・事業の強化を図る。さらにデンカ生研が手掛ける季節性インフルエンザワクチンに関しても新たな生産技術等を獲得できるとしている。

 

 

 

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