旭化成のグループ会社、イスラエルの医療機器会社を買収 製品力強化と販売網拡大

zoll 純粋持株会社の旭化成【3407】は、グループ会社であるZOLL Medical Corporation(ZOLL社)が、心原性肺水腫といった鬱血性心不全の初期兆候に対するモニタリング製品の技術開発を行うイスラエルの医療機器メーカー・Kyma Medical Technologies, Ltd.,(キーマ社)を約3500万米ドル(約42億1,687万円)で買収すると発表した。ZOLL社とキーマ社の技術を融合させることでシナジー効果を発揮し、製品力の強化、販売網の拡大、救命救急医療の迅速化を図る。

 キーマ社は、高周波を用いて肺水分量の変化を検知・モニタリングできる技術を独自に開発している企業。肺水分量の変化は、鬱血性心不全の初期兆候の一つである心原性肺水腫との関係が深いため、キーマ社が開発した製品で肺水分量を直接測定することによって、信頼性の高い心疾患早期検知を可能にする。これまで不完全にしか検知できなかった間接測定法に代わる競争力の高い製品となっている。

 今回の買収によってZOLL社は、心停止・鬱血性心不全などのリスクを抱える患者の初期兆候を把握する技術を取り込むことができる。ZOLL社とキーマ社はシナジー効果により、技術の向上と販売網の拡大を図る考え。今後も包括的な製品ラインアップを充実させることで、迅速な救命救急治療の実現を目指す。

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