USJ、米メディア大手のコムキャストが買収 テーマパークビジネスのグローバル戦略加速

USJ ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの運営会社である株式会社ユー・エス・ジェイ(USJ)は、アメリカメディア大手のコムキャストNBCユニバーサルがUSJの既存株主から発行済株式の過半数51%を取得することに合意したと、28日発表した。今回の株式取得は、テーマパークビジネスのグローバル戦略を加速させるという判断のもと、合意に至った。

 USJは、ハリウッドの人気映画など世界的エンターテインメント・ブランドをテーマにアミューズメント施設であるユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営している会社。ゲストが思いきり楽しめるようなアトラクション・ショー・イベントを「提供している。近年では国内外から絶大的な人気を集める「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアをオープンし、2014年度入場者数は過去最多を記録した。

 一方コムキャスト・コーポレーションは、コムキャストケーブルとNBCユニバーサルの二部門から成り立つグローバルなメディアおよびテクノロジー企業。アメリカの最大のケーブル会社の一つであり、一般家庭に「XFINITY」というブランド名で深く浸透している。NBCユニバーサルはコムキャストコーポレーションの子会社で、テレビ・ネットワーク事業、映画製作配給事業、テレビ番組制作事業、テレビ局運営事業、テーマパーク事業などを手掛けている。さらに、コムキャストNBCユニバーサルは、ユニバーサル・シティーウォーク・ハリウッドを含むユニバーサル・ スタジオ・ハリウッド、ユニバーサル・スタジオ・フロリダとユニバーサルズ・アイランド・オブ・ アドベンチャーの 2 つのテーマパーク、4 つのリゾートホテル、国際的なリゾート施設として知られるユニバーサル・オーランド・リゾートを保有している。さらに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとユニバーサル・スタジオ・シンガポールともライセンス契約を結んでいる。

 今回の買収によって、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの成長と進化に対してコムキャストから強いコミットメントを得ることになり、NBCユニバーサルとその事業部門ユニバーサル・パークス&リゾーツとともに、グループ全体でテーマパークビジネスのグローバル戦略を加速していく考え。また、2004年よりユー・エス・ジェイ代表取締役CEOとして采配を振るってきたグレン・ガンペルが今回の買収をもってCEOを退任することも併せて発表している。後任には、2005年よりユニバーサル・パークス&リゾーツのCFOとして財務・会計部門を指揮してきたジャン・ルイ・ボニエが就任する予定。取得価額は約1830億円(約15億ドル)とみられる。

 グレン・ガンペルCEOは、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、近年大きな成功を納めてきたマーケティング戦略をはじめ基本方針を今後も継続し、これによって強化される財務体制と、コムキャストNBCユニバーサルの豊かなプラットフォームを活用して更なる成長を目指す」と述べている。

 

 

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