花王、グループ販売などの子会社三社を持株会社体制へ移行 化粧品事業の強化

花王 洗剤・化粧品・トイレタリーなどを製造する大手化学メーカーの花王株式会社【4452】は、花王グループの国内販売などの子会社三社を新たに設立する持株会社の傘下に統合すると、24日発表した。統合される三社は、カネボウ化粧品販売株式会社、花王カスタマーマーケティング株式会社、花王フィールドマーケティング株式会社。さらにその持株会社の準備会社として花王100%出資の子会社を設立することも、同日発表された。持株会社体制へ移行することにより、販売機能の一体運営をさらに推進し、化粧品事業を強化する考え。

 カネボウ化粧品は、花王グループのビューティケア事業の中核としてカネボウ化粧品ブランドを扱っており、商品開発から販売まで携わっている。花王カスタマーマーケティングは、コンシューマープロダクトを扱い、花王の家庭用品・化粧品の販売を主たる事業としている。花王フィールドマーケティングは、花王の製品の店頭支援業務サービスを行なっている。これら三社によって消費者に花王の製品とサービスを提供することができている。

 花王は「花王グループの総合力」を発揮することで、より高いレベルで商品とサービスを消費者に提供することを目的としており、その目的を達成するために販売機能の一体運営をさらに進めようと考えている。さらに販売機能の一体運営に伴って化粧品事業の強化を目指している。そこで、化粧品事業の中核であるカネボウ化粧品と、販売事業が主たる事業である花王カスタマーマーケティングと花王フィールドマーケティングを再編し、持株会社体制に移行することに至った。持株会社体制下で、カネボウ化粧品・花王カスタマーマーケティング・花王フィールドマーケティングの三社はブランド専門力と店頭展開力をさらに高めていく方針。持株会社体制に移行後、準備会社が戦略推進・経営管理業務などの本社機能を担う。

 今回の持株会社体制への移行は、花王がカネボウ化粧品と花王フィールドマーケティングの全株式を取得し、吸収分割の方式で2016年1月1日に準備会社へカネボウ化粧品・花王カスタマーマーケティング・花王フィールドマーケティングの三社の株式を承継させる予定。準備会社の設立は2015年10月1日、吸収分割の分割契約締結日は、2015年11月中旬を予定している。準備会社は2015年10月1日から年内までは「株式会社花王グループカスタマーマーケティング準備会社」という商号であるが、持株会社体制へ完全以降となる2016年1月1日をもって「花王グループカスタマーマーケティング株式会社」という商号に変更される。

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