ヤマノHD、和装事業のすずのきを子会社化 商圏拡大で企業価値向上を目指す

yamanoHD スポーツ用品・和装品・貴金属・健康器具などの小売事業関連を手掛ける株式会社ヤマノホールディングス(ヤマノHD)【7571】は、和装品や毛皮品などの販売を行う株式会社すずのきの株式取得に関する基本合意書を締結して子会社化すると、30日発表した。今回の子会社化により、ヤマノHDは東日本エリアへ商圏を拡大し、ヤマノHDとすずのきのシナジー効果によって顧客への提案力強化と企業価値の向上を目指す。

 ヤマノグループの和装事業は、関東・中部・中国・九州地区を中心に62店舗を展開する和装用品小売事業。ヤマノHDは、「ソフト価値の提供」という事業戦略に基づいて、前楽結び着方教室、着る機会の提供、お手入れサービスの3つの施策を柱としたビジネスモデルを推進している。縮小傾向にある和装関連市場であるが、ヤマノHDのこういった取り組みによって、和装小売り事業の業績は好調に推移している。一方すずのきは、関東甲信越と東北地区に和装用品専門店などを33店舗を展開しており、振袖販売を中心に地域に密着した店舗展開を図っている。さらに、着付けサービスやヘア・メイクの提案などによって消費者層を拡大し、きものショーへの振袖提供やイベント企画などによるきもの文化の普及・発展に向けた取り組みも行っている。

 和装関連市場が縮小しているという中で、ヤマノHDはグループの成長戦略の一環として、好調が続くヤマノHDの和装事業の拡大を図ることを目的として、今回の子会社化の合意に至った。この子会社化によって、ヤマノグループはすずきのが展開している東日本エリアにおける新規顧客を獲得するとともに、商圏拡大を実現することとなる。さらに、ヤマノHDの「ソフトと価値の提供」戦略ノウハウと、すずのきの店舗運営ノウハウ・情報発信力を相互に生かすことでシナジー効果を発揮し、顧客への提案力強化と企業価値の向上を目指す考え。

 株式譲渡契約締結日は2015年10月30日、株式譲渡実行日は2015年11月20日を予定している。取得株式数はすずのきの発行済株式の100%の方向で、今後さらに協議のうえ決定する。

サブコンテンツ

↑go to top