東芝、オーマット社と地熱発電事業協業へ 市場の拡大とサービスの競争力向上へ

toshiba 大手総合電機メーカーの株式会社東芝【6502】は、地熱発電機器製造や発電事業を手掛けるアメリカのオーマット・テクノロジーズ社(オーマット社)と、地熱発電事業のさらなる拡大に向けて戦略的な協業関係を構築する契約を締結したと、15日発表した。東芝とオーマット社のシナジー効果によって、市場の拡大とサービスの競争力向上を図る考え。

 東芝は、地熱発電に関して、1966年に岩手県松川地熱発電所に地熱蒸気タービン・発電機を納入した。日本国内において初の試み。フラッシュ方式を中心に世界各国に52台、約3400メガワットの発電設備を納入し、地熱発電設備容量ベースで世界トップの26%のシェアを占める。一方オーマット社は、地熱発電設備の設計・製造・販売・現地施工などを提供するとともに、地熱発電事業者として世界各地で発電事業を行っている。中でも、比較的低温の温水を熱源として特殊な作動流体を利用するバイナリー式の発電機器・システムの販売においては、世界トップシェアを占めている。その他に、世界で唯一高効率なコンバインド型地熱発電システムを提供するなど、実績のある企業である。

  今回の協業体制は、東芝の過去50年にわたるフラッシュ方式の発電設備に関する技術力やノウハウと、オーマット社の地熱IPPの開発力、EPC・バイナリー発電機器に関する技術力、グローバルな販売網を組み合わせることで、高効率なコンバインド型地熱発電システムの提案や、地熱資源の特性に応じた最適な設備の提案をして他社との差別化を図ることができるとして、契約締結に至った。地熱発電事業の協業によって、さらなる市場の拡大とサービスの競争力向上を目指す。今後東芝は、今回の協業とともに、世界各地で地熱発電・風力発電・水力発電・太陽光発電などの再生可能エネルギーの安定供給に取り組むとしている。

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