ハウス食品、「ココイチ」の壱番屋を公開買付け 連結子会社化で企業価値向上へ

壱番屋 大手食品メーカーのハウス食品グループ本社株式会社【2810】は、カレーハウスCoCo壱番屋を展開する株式会社壱番屋【7630】の普通株式を公開買付け(TOB)によって取得すると、30日発表した。公開買付けによって壱番屋はハウス食品グループの連結子会社となり、これまでの持分法適用関連子会社による資本関係よりもさらに強固な関係のもと協業し、企業価値の向上を目指す。

 ハウス食品グループは、香辛や調味加工食品の製造、販売、それに付随する事業などを幅広く展開している。カレー事業も展開しており、 ルウカレー製品を中心に新しい食べ方を提案することで需要を喚起するなど、カレーメニューの価値向上に取り組んできた。また、海外事業においては、アメリカ・中国・東南アジアの3地域を重点としており、世界の顧客へハウス食品の技術を届けようと試みている。海外でのレストラン事業はアメリカ、中国、台湾、韓国で展開しており、アメリカでは独自ブランドによるカレーレストランを、中国・台湾・中国では壱番屋とフランチャイズ契約を締結して「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開している。一方壱番屋は、国内外で「カレーハウスCoCo壱番屋」を中心に展開しており、直営とフランチャイズ方式による店舗事業、 店舗への食材・店舗設備販売事業、そしてそれらに付随する事業を営んでいる。壱番屋はその事業展開によって培った、飲食事業の運営・開発、 店舗へのバックアップ体制、それらを支える人材育成において優れたノウハウを有している。

 ハウス食品はこれまで壱番屋の株式を19.55%の312万株所有していたが、壱番屋をハウス食品の持分法適用関連会社から連結子会社化することを目的として、今回の公開会付けを開始するに至った。今回の公開買付けは壱番屋の連結子会社化が目的であるが、公開買付け成立後も引き続き壱番屋の株式の上場を維持する方針であることから、買付予定数の上限を所有割合31.45%の502万1100株としている。公開買付け成立後、ハウス食品は壱番屋の株式を8,141,100株所有し、51.00%の所有割合となる。

 

 ハウス食品グループは、国内において既存事業の競争力向上と新規分野への取り組み、そして海外事業のスピードある事業拡大を一層強化すると共に、経営効率や生産性の更なる向上が急務と考えている。また壱番屋グループも、国内既存店舗の魅力の向上、海外事業の展開エリア拡大や新規事業の育成をさらに強化することが重要と考えている。そのため、ハウス食品グループと壱番屋の利害が一致し、これまでの持分法適用関連会社による資本関係を超えて、壱番屋をハウス食品の連結子会社とすることで、より強固な資本関係のもと同一グループとして協業する。ハウス食品グループと壱番屋グループが協業することで一層の事業シナジーを創出することができるとし、ハウス食品グループと壱番屋の企業価値向上において極めて有効であるとしている。

 買付け等の価格は普通株式1株につき金6000円で、総額301億2660万円となる見込み 。公開買付け開始公告日と届出書提出日は、2015年11月2日を予定している。買付けの期間は、2015年11月2日から2015年12月1日までの20営業日。

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